バリアフリー考! エレベーターの設置場所
先日、福岡市営地下鉄「七隈線延伸駅」の意見交換会でエレベーター(EV)の位置などバリアフリーで質疑応答。
当事者(車いす)からの要望案として、
●一番便利な個所にEVを設置せず不便なところに。
何故ならば、車いすユーザーに配慮して、現在、EVが設置されている場所は改札口から近く、ホームも車両の車いすスペースから近い位置に設置されています。
よって、EVを必要としない健常者がほとんど使用しており、車いすは取り残されていることが多い。車両を降りた健常者が先を争うように走ってEVに乗り込み、介助を受けて降りてきた車いすは遅れて辿り着く。車いすが来るのが分っていても、待つことなくEVのドアを閉めるような状況を度々経験する。
EVを利用するのが不便で嫌になる状況をつくれば「健常者」は利用しなくなるのでは。EVのスピードも階段やエスカレーターを利用した方が早いのではとイライラするくらい遅くする。車いすは移動が出来れば良いので遅さには執着しない。
●EV・階段・エスカレーター(ES)を同一面に並べることで心理的に健常者はEVを利用しづらくなるのでは。
等の意見が車いすユーザーからでた。
博多駅改札口のEV・階段・ESが同一面に設置されている画像。
エスカレーターでも安全に移動できるのだが・・・先日の高齢者が介助していた車いすが転倒し危険ということで「禁止」に・・・
by syunsi2 | 2018-03-19 10:57 | 車いすの視点 | Trackback | Comments(0)