車いすはエスカレーターとエレベーターどちらが使い易い(便利)?
市営地下鉄では各駅ホームに設置されたEVに最も近い車両に「車いす常用者」を乗車するように案内してくれます。これは着駅で混雑したホームを移動せずに降車した場所(乗車した車両ドアの真前)がEVの位置になるように配慮しているのです。ところが必ずしも必要としない人々が多くEVを利用しますので直ぐに満員になり乗れません。1回ほど待たされることになる。EVを降りて譲ってくれる奇特な人は経験からほとんどいませんね。また、それによって一列車パスしなければならない場合もある。
障害のない人々は駅職員がスロープを設置する間に我先にEVに駆け走り、満杯になればドアを閉め上昇させますので車いすは取り残されることになってしまうのです。着駅でのこの状況はあまり気にならないのですが、乗車駅でこの状況になると一列車遅れることになる。
エスカレーターが設置してあるのでそちらを利用して欲しいものです。EVは安全性を考えドアの開閉などをゆっくりと作動するようにし、障害者(車いす常用者)が利用することを前提に昇降速度も一般用に比べ遅く設定してある。
こんな事情なので行き帰りには時間に余裕を持たせて行動している。それでも約束時間にはギリギリになる場合がほとんどである。
エスカレーターの方が慣れればエレベーターが健常者や「乳母車」などで占領され、待たされることもなく移動できるのですが。
リハビリの一環でエスカレーターで乗り降りの訓練をしました。
社会復帰直後(1988年~1995))もこの方法で乗り降りしていたのだが・・・
危険ということでほとんどのところで「乗降禁止」になりました。
当事者でない人が体験もしないで、何故「危険」と言えるのでしょう。
これまで利用した施設、公共交通機関の中で、バリアフリー化の恩恵を受けているのはむしろ健常者なのでは。と感じるようになった。
事実、駅のエレベータを利用しているのは健康な人が多い。日曜祭日は40万人で賑わう福岡市天神を転がすことが多い私も、車いすの利用者に出会う事はほとんどない。遭遇するのは福祉イベントが開催されているときぐらいで、車いす常用の自走している人はー年に5,6人ぐらいしか会う事はない。
ある新幹線の駅では、健常者で満員になっているという。
博多駅にエレベータが設置されてないころ、利用した写真です。「介助は必要ないです」と、断ったのですが「転倒が心配なので」と駅員は言う。この時は3人で介助してます、最後(上り終わった地点)で前方に転げ落ちました。原因は介助している駅職員さんがシッカリと掴み転げ落ちないようにに車いすを固定していたのと車いすの後部を持ち上げてしまった。よってキャスター(前輪)が引っ掛った状態でウィリー(前輪上げ)ができず、上げるべく時に上げられない状態になっていたのです。気付いていれば離してくれと言ったのだが。介助の不慣れが一因です。
社会復帰後、単独での乗降の失敗は一回もしなかったのに介助が原因で転倒とは・・・・
意外と知られてないのです!
アスリートでもない人でもできるのですが・・・・・
車いすでのエスカレーターの利用を禁止するならば、エレベーターを高齢者・車いす常用者・妊婦(幼児ベビーカー)の専用とすべきではと思うのですが・・・・
元気で体力もあり階段を登れる人のために何故、動く階段を作る必要があるのか、やはり便利さや快適を求めているからでしょう。
車いす常用者にしてもエレベーターを利用する為にわざわざ遠周りするより目の前にあるエスカレーターを使う方が便利で快適。
by syunsi2 | 2010-12-06 11:21 | エスカレーターの利便性 | Trackback | Comments(2)